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春分の日 午前9時
[祭典]春季皇霊祭遥拝式しゅんきこうれいさいようはいしき

我が国は古代から春秋に祖先祭祀が行われていました。この伝統に則して、皇居内の皇霊殿(こうれいでん・御歴代の天皇・皇妃・皇親を奉祀)にて春季皇霊祭が斎行されることにより、皇居に向い遙拝します。

3月28日 午前10時
[祭典]祈年祭・初穂講春季大祭きねんさい・はつほこうしゅんきたいさい

祈年祭(きねんさい)は「としごいのまつり」とも称され、その年の五穀豊穣を祈る祭典で、宮中・伊勢の神宮を始め全国の神社で行われる大祭です。
本来は二月十七日の祭典でありますが、越後は雪国であることにより、ようやく春めいてくる三月末に斎行します。
「初穂講(はつほこう)」とは、大正五年(1916)現在の御社殿再建を記念し、御社殿の将来にわたる保全と稲作をはじめとする農業振興を目的に創設されました。県下一万余の農家が講員として加入し、講員は毎年伊夜日子大神様に初穂(その年に収穫されたお米)を献納します。祈年祭にあわせて講員の家内安全・五穀豊穣を祈念します。

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4月1日 午前4時
[祭典]祓戸神社祭はらえどじんじゃさい

午前5時からの鎮魂祭(ちんこんさい)に先立ち、宮司以下神職一同が末社祓戸神社(はらえどじんじゃ)に参向し、祓を行います。

4月1日 午前5時
[祭典]鎮魂祭ちんこんさい

人々の魂が身体から遊離して彷徨(さまよ)い荒ぶることなく、身体の中に安らかに鎮まるよう祈る祭典で、四月一日・十一月一日の年二回斎行します。
特殊神饌「大御膳(おおごぜん)」※1を献じ、灯火を滅した拝殿内にて神歌(かみうた) 
『いやひこの 春の祭りに逢う人は 千歳の秋を延ぶとこそ聞け』
が披講される中、宮司以下神職一同が拝礼します。
前月三月二十七日には「御浜行(おはまゆき)」と称して、神職が野積浜(のづみはま)にて禊を行い、海藻を刈り取り神社に持ち帰ります。この海藻を四月六日まで潔斎※2の湯船に浸し、湯を海水に見立てて神職一同が沐浴し、祭典奉仕に備えて厳重に禊を重ねます。

  • ※1 「大御膳」とは当神社の特別な祭典にて献ずる神饌(御供え物)です。神職は厳重なる斎戒を重ねた上、三日間かけて丁重に準備します。例祭をはじめ春秋の鎮魂祭・燈籠神事の年間五回献ぜられます。
  • ※2 潔斎とは、神職が神社での奉仕に先立ち、心身を浄めるため沐浴することです。11月の鎮魂祭に先立つ御浜行は10月27日です。

4月1日 午前10時
[祭典]入学祭

新年度に際し就学・進学する児童生徒の学業成就と身体健全を祈念します。この祭典を中心に三月から四月末まで、新入児童・生徒の御祈祷(御祓)としての入学祭を随時執り行います。

4月18日 午前9時
[祭典]妻戸大神例祭つまどおおかみれいさい

伊夜日子大神様の妃神(ひめかみ) 妻戸大神(熟穂屋姫命・うましほやひめのみこと)の神去り坐した日(御命日)にあたり、特殊神饌の大御膳(おおごぜん)を献じて御事績を讃え奉る祭典です。
祭典に引き続き、境内の舞殿にて彌彦神社伝来の大々神楽(だいだいかぐら)全十三曲(国指定重要無形民俗文化財)を奉奏し、御神慮を御慰め申し上げます。

4月第2日曜日
[行事]湯かけまつり

弥彦温泉発祥の地と伝えられ、病気平癒・商売繁盛の神と崇められる末社湯神社境内に湧く神湯(しんゆ)を浴びて、御神徳をいただくことを祈念します。
勇壮な木遣り歌とともに、神湯を載せた湯曳車(ゆひきぐるま)をJR弥彦駅前より門前町へと曳き出し、沿道の群集に笹葉にて神湯を振りかけつつ練り歩きます。県下有数の観光地としても名高い弥彦の春の幕開けにふさわしい賑わいです。

4月29日~5月5日
[行事]奉納盆栽展

平安時代に始まり日本を代表する文化のひとつとして、昨今は海外からも注目されている盆栽を回廊内に展陳し、御神慮を御慰め申し上げます。

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5月4・5日
[行事]日本鶏品評会

彌彦神社日本鶏の会会員をはじめ、県内外の愛好家により飼育保護されている日本鶏の品評会が行われます。
四日午後二時三十分・五日午前十時からは、長鳴鶏の鳴き声の長さを競い合う「鳴き合わせ会」が開かれます。

5月5日 午前9時
[祭典]児童福祉祭
[行事]新潟県小中学生写生大会

「こどもの日」に際し、将来の日本を担う子どもたちの幸福と健やかな成長を祈念する祭典です。祭典後には、境内の思い思いの風景を画題とした写生大会が開かれます。 

5月10日 午前11時
[祭典]春季神廟祭しゅんきしんびょうさい

伊夜日子大神様と妃神妻戸大神(つまどのおおかみ)様を奉祀する御神廟の春の祭典です。弥彦山頂各施設の代表者をはじめ、崇敬者・弥彦山登山愛好者など多数が参列されます。

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