摂社 ・末社
伊夜日子大神様の御子神をはじめ六代の御子孫神(六王子)を奉祀する摂社と、所縁(ゆかり)深い神社である末社が境内外に合せて十八社あります。
御子孫神(六王子)の摂社には社殿とともに御神廟(墳墓)があります。
摂社 | 御祭神 |
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武呉神社(たけくれじんじゃ) | 第一嗣/天五田根命(あめのいつたねのみこと) |
天五田根命は父神の伊夜日子大神様が紀伊国熊野におられた時にお生まれになり、伊夜日子大神様とともに越の国平定と開拓に尽くされました。 御神廟は御本殿の西北の武呉山(三笠山)の頂に鎮座。 |
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船山神社(ふなやまじんじゃ) | 第二嗣/天忍人命(あめのおしひとのみこと) |
天忍人命は船のことを司どり、航海の安全と漁業の守護神として篤く敬われています。 社殿と御神廟は新潟市西蒲区福井に鎮座。 |
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草薙神社(くさなぎじんじゃ) | 第三嗣/天戸国命(あめのとくにのみこと) |
天戸国命五代孝昭天皇・六代孝安天皇 二代の天皇に大連(おおむらじ)として御仕えしました。後に弥彦に帰られ、神劒峰(みつるぎのみね・弥彦山)の麓・美登之(御殿)山に入り、太刀を抜いて草を払い宮所とされ、故に「草薙」を神名とし、山の名ともなったと伝えられています。 御神廟は村内観音寺集落から御殿山に登る途中に鎮座。 |
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今山神社(いまやまじんじゃ) | 第四嗣/建筒草命(たけつつくさのみこと) |
建筒草命は平素より閑寂を好まれ、思索を深め心を研ぎ澄まされて、遂に「見ること聞くこと言い行うこと皆天にあらずということなし」という心境に至ったと伝えられています。 御神廟は新潟市西蒲区樋曽(ひそ)の山中に鎮座。 |
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勝神社(すぐるじんじゃ) | 第五嗣/建田背命(たけたせのみこと) |
建田背命は幼い頃より孝心篤く、年老いた母命が瓜を望まれた時に、季節外れにもかかわらず種を植え、苦心の末に実を熟させて献じて母命を喜ばせました。時の天皇もこの孝心を賞されたと伝えられ、農業の神と崇められています。 御神廟は弥彦公園内・御殿山の中腹に鎮座。 |
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乙子神社(おとこじんじゃ) | 第六嗣/建諸隅命(たけもろずみのみこと) |
建諸隅命は十代崇神天皇に大臣として御仕えしました。父命に劣らず孝心篤く、父命が重病となった際に、自らの生命と引き替えに平癒を祈ったところ、この孝心に心打たれた大物主大神の神助により、父命ともども事なきを得たと伝えらています。また崇神天皇の勅命を奉じて彌彦神社の社殿を造営し、祭典を整えました。 御神廟は境内御神木の側に鎮座。 |
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妻戸神社(つまどじんじゃ) | 妃神(ひめがみ)/妻戸大神(つまどのおおかみ) (御名 熟穂屋姫命(うましほやひめのみこと)) |
妻戸大神様は伊夜日子大神様の御妃神です。神武天皇の勅命を奉じて日本海を渡り、上陸された伊夜日子大神様が、熊野に残してきた妃神を偲ばれたところと伝えられています。 | |
桜井神社(さくらいじんじゃ) | 伊夜日子大神 |
伊夜日子大神様が米水浦(よねみずがうら)から弥彦の地に遷られる途中、しばし逗留されたところと伝えられています。 |
末社 | 御祭神 |
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祓戸神社(はらえどじんじゃ) | 瀬織津比賣神(せおりつめのかみ) 速開都比賣神(はやあきつひめのかみ) 気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ) 速佐須良比賣神(はやさすらひめのかみ) |
四柱の祓の神。春秋の鎮魂祭(ちんこんさい)に先立ち宮司以下神職一同で祓戸神社祭を奉仕します。 | |
湯神社(ゆじんじゃ) | 大穴牟遅命・少彦名命(おおなむぢのみこと・すくなひこなのみこと) |
弥彦温泉発祥の地と伝えられ、神仏習合時代の名残から「石薬師様(いしやくしさま)」とも呼ばれています。 | |
上諏訪神社(かみすわじんじゃ) 下諏訪神社(しもすわじんじゃ) |
建御名方命(たけみなかたのみこと) |
八月二十七日の相撲節会の後、隔年で両神社祭典において力士の出数入りが奉納されます。 | |
住吉神社(すみよしじんじゃ) | 底筒男命(そこつつおのみこと) 中筒男命(なかつつおのみこと) 表筒男命(うわつつおのみこと) |
火宮神社(ひのみやじんじゃ) | 迦具都知大神(かぐつちのおおかみ)を奉祀します。 |
二十二所神社(にじゅうにしょじんじゃ) | 伊勢の神宮をはじめとする畿内の名社二十二社の御分霊を奉祀します。 |
八所神社(はっしょじんじゃ) | 鹿島神宮など京都以東の名社八社の御分霊を奉祀します。 |
十柱神社(とはしらじんじゃ) | 大穴牟遅命をはじめ山川草木等の十柱の神を奉祀します。 |